2011年10月28日金曜日

がん予防と臓病にも効能のある食物

“かぼちゃに含まれる10の効能”、心臓病、がん予防やアンチエイジングにも効果あり!

ハロウィンが近づき、巷ではかぼちゃのモチーフが溢れ返っている。お菓子だけでなく、煮物やスープなどでも広く親しまれているかぼちゃだが、実は驚くほど栄養価が高く、口にするだけで文字通り“元気になれる”食材なのだという。医療系情報サイト121docのトビー・サンフォード氏が“かぼちゃに含まれる 10の効能”を提唱している。
 秋、ことにハロウィンの時期はかぼちゃの美味しい季節。日々の食事の他、プリンやパイなど、お菓子にも大活躍のかぼちゃは味も良く栄養満点。血圧やコレステロールが気になるお父さんからアンチエイジングに目覚めたお母さん、ダイエットに奮闘する娘、果ては受験に疲れた息子にまで効果的な、驚くべきかぼちゃの効能は以下の通り。

  1. 心臓病やがんの予防
  2. ダイエット効果
  3. ビタミンAが豊富
  4. コレステロール値、血圧の安定に効果的
  5. 高齢者に多い黄斑疾患の予防
  6. 便通を良くする
  7. 抗炎作用がある
  8. 前立腺肥大症への効果
  9. 気分の落ち込み、うつ症状の改善
  10. 食事の間にハロウィンの彫刻をすれば間食も防げる

 10番目はオチになっているとはいえ、すごい効能である。ビタミンAがアンチエイジング効果をもたらし、加齢によって起きる黄斑疾患の予防にもなるそう。また、L-トリプトファンと呼ばれるアミノ酸が、精神を落ち着かせるとも言われているのだとか。一石十鳥(!)の旬の野菜、かぼちゃを美味しく食べて健康にハロウィンを過ごそう。


2011年10月28日 HOLLYWOOD CHANNEL

2011年10月27日木曜日

マムシ,さそりの毒からがん新薬作成

イラン人研究者、新たな抗がん構造を発見


イラン人研究者が、がん細胞を抑制するための新たな原子構造を発見しました。
この新たな構造は、ICD85と呼ばれ、ラーズィー血清開発ワクチン研究所で、マムシやさそりの毒から作成されました。
ラーズィー血清開発ワクチン研究所のザーレ研究員は、「この新たな構造は、15年に及ぶ研究によって発見されたものであり、乳がん、白血病、腎臓がん肺がんを抑制する効果がある」と語りました。さらに、「現在、この新たな構造は、ウサギとマウスを対象に実験が行われ、成功を収めている」としました。
また、「この新たな構造は、人間の生きた細胞に対しても実験的に用いられ、好ましい結果が得られている」としています。現在、がんの治療法のひとつに放射線治療がありますが、それは健康な細胞にも害を及ぼします。
ザーレ研究員は、「様々な実験は、この新たな構造なら、ほぼ完全にがん細胞のみを標的にすることができることを示している」と語りました。
さらに、「数々の調査によれば、この新たな原子構造を利用しても、がん患者の脱毛といった副作用を引き起こすことはない」と述べています。
イランは、この科学的な業績を手にした、世界でも限られた国の一つとなっています。
2011年 10月 25日 イランラジオ

2011年10月25日火曜日

免疫力を活用しがん細胞のみ攻撃する新薬

久留米大のがんワクチン、実用化へ前進

第4のがん治療法として久留米大学が開発した前立腺がん患者に対する「がんペプチドワクチン」の実用化に向けた研究が24日、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の支援事業に採択された。開発を支援してきた県と同大学が発表した。両者によると支援額は最高20億円。5~6年後の医薬品承認を目指した臨床試験が来年度から始まる。

ワクチンを開発した久留米大学医学部の伊東恭悟教授によると、治療法はがん細胞の表面にあるたんぱく質の断片(ペプチド)を患者に注射し、がん細胞を攻撃する免疫細胞を増やしてがんの進行を抑える。

外科手術、抗がん剤、放射線治療に次ぐ第4のがん治療法で、患者自身の免疫力を活用し、がん細胞のみを攻撃する。副作用が少ないのが特長という。ただ、ワクチンは公的医療保険がきかない未承認薬。これまでに久留米大学の研究者らが出資したベンチャー企業が安全性を確認する臨床試験をしてきた。

来年度から進める臨床試験は、医薬品も手がける富士フイルムが実施。全国の施設で数百人の患者にワクチンを注射し、医薬品としての効果を確認するという。

2011年10月25日 朝日新聞

5ミリのがん組織を見つける

光るブドウ糖でがん細胞探れ


光るブドウ糖を使って細胞の動きを探るという弘前大学大学院医学研究科の山田勝也准教授(脳生理学)の研究が評価され、新たに微少ながん細胞の悪性度を正確に可視化するという実用化に向けた研究段階に入ることになった。がん化する体の組織を細胞単位で見つけ出そうという狙いだ。


 科学技術の振興を進める独立行政法人「科学技術振興機構」が、基礎技術を具体的に実用化するための開発を手助けする「研究成果最適展開支援プログラム(A―STEP)」の実用化挑戦タイプの研究事例として認め、24日に発表した。開発主体は大阪府の試薬品メーカー。ブドウ糖に蛍光分子をくっつけて光るブドウ糖として細胞を可視化できるようにした研究の有用性は、山田准教授が立証してきたもので、メーカーから再委託を受けて実用化を探る。


 山田准教授によると、動物実験で正常な細胞を光るブドウ糖で識別する研究成果を発表したら、ほどなくこの技術を応用して、米国では、体外に取り出したがん細胞を光らせるという研究報告が出され、競争が激化した。


 現在は5ミリ程度のがん組織を見つけるところまで進んでいるが、山田准教授の研究で、細胞ごとに見分けることができる可能性がでてきた。「病巣になる前や再発の有無など、早期発見の時期を格段に早めることに役立つかもしれない」などと話している。


2011年10月25日 朝日新聞

2011年10月24日月曜日

糖尿病を完全に克服する根治療法へ

細胞シートで糖尿病根治 東京女子医大など治療法
膵臓の細胞培養し皮下移植


 東京女子医科大学の大橋一夫特任准教授と福島県立医科大学の後藤満一主任教授らは、膵臓(すいぞう)の細胞(膵島細胞)をシート状に培養して移植する新しい糖尿病の治療法を開発した。マウスの実験で長期間、血糖値を正常に保つことを確認した。膵島細胞をじかに移植する治療法よりも効果が高いという。将来、iPS細胞(新型万能細胞)と組み合わせれば、糖尿病を完全に克服する根治療法の実現につながるとみている。


 ラットの膵島細胞を採取し、特殊な培養皿の上で直径2センチメートル、厚さ15マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルのシート状に培養した。糖尿病のモデルマウスの背中の皮膚の下に2枚のシートを重ねて移植し、約4カ月間、血糖値の変化をみた。


 11匹すべてで移植後約3日目から血糖値が正常になり、エサを与えた後も糖尿病でよくみられるような異常な急上昇はなくなった。
 移植したシートを調べると、膵島と同じように、β細胞が円の中心部分に集まり、外側をα細胞が取り巻いていた。β細胞は血糖値を下げるインスリンを、α 細胞は血糖値を上げるグルカゴンを出す。両細胞が規則正しく存在することで血糖値が高い時は下げ、下がると自然に正常値に戻し低血糖になりすぎるのを防いでいるとみられる。


 膵島移植のように、膵島細胞を直接マウスの肝臓の血管に入れた場合、血糖値は少し下がるものの、正常値まではなかなか下がらなかった。「シート化することで一定量の細胞が塊となり、効果を高めた。臨床への応用が十分期待できる」(後藤主任教授)という。


 東京女子医大はカナダのアルバータ大とも共同研究を進めており、ヒトの膵島細胞のシート培養に成功した。今後、動物に移植して安全性と有効性を確認した上で、臨床応用を目指す。
 また、患者から採取した膵島細胞を一定量まで増やすのは難しいため、iPS細胞から膵島細胞を作製し、シート化していくことも検討する。


2011年10月24日  日本経済新聞

2011年10月18日火曜日

肉腫治療に新薬期待  東大が世界初ゲノム創薬 で新薬治験

肉腫治療へゲノム創薬 世界初 東大が研究、仏で治験

 これまで治療薬がなかったがんの一種、肉腫に対する新しい抗体薬を東大医科学研究所の中村祐輔教授の研究室が作り出し、承認に向けてフランスでヒトへの臨床試験(治験)を開始することが16日、分かった。この薬はゲノム(全遺伝情報)解析から標的を見つけたのがきっかけ。中村教授によると、全ゲノム情報を出発点に創薬(抗体薬)が実現すれば、肉腫治療薬の分野で世界初の成果になる。


 今回の抗体薬は腕や足などにできる「滑膜肉腫」と呼ばれる肉腫に対するもの。ゲノム研究の第一人者である中村教授が平成14年、ゲノム情報を応用する形で研究に着手。研究室でマウス実験などを繰り返した結果、肉腫治療に応用できる抗体を突き止めた。
 仏保健当局から正式承認が下り、臨床試験が仏リヨンの病院、レオンベラールセンターで12月にも始まる。仏以外の欧州連合(EU)各国にも試験を拡大する計画もある。


 滑膜肉腫を含めた肉腫は主に10代から20代に発症する命にかかわる難病だが、治療薬の開発はほとんど進んでいない。このため、治療に道筋を示した論文内容を知った欧米の患者から問い合わせが相次ぎ、患者家族が研究室を訪れたこともある。
 一方で、日本の対応は冷ややかだ。研究室では日本で臨床試験を行うため、科学技術振興機構の創薬イノベーションプログラムの補助金申請に応募したが、「開発計画の妥当性・実用化の可能性」がないとの理由で却下された。
 日本での対応とは対照的に仏の専門医からは、「非常に大きな研究成果だ。ぜひうちで臨床試験をやらせてほしい」と申し出があったという。仏からは補助金も得られることになった。
 臨床試験の準備を進めてきた創薬ベンチャーのオンコセラピー・サイエンス(川崎市)の角田卓也社長は「肉腫の治療薬は市場が小さく大手が参入しなかった。臨床試験が成功すれば、世界の患者に治療の道が開ける」と創薬実現に期待を込める。
 ただ、中村教授は内閣官房医療イノベーション推進室長を兼ね、本来なら日本発の医薬品開発を推す立場にもある。
 中村教授は「私の研究だけでなく、角膜再生医療も日本発のシーズ(技術・情報の種)なのに臨床試験は欧州となった。その理由は創薬や先端的医療は霞が関行政の谷間にあるからだ」と、日本での体制づくりが急務と指摘している。


【用語解説】ゲノム創薬
 ヒトゲノム(全遺伝情報)を解析し、疾患や体質の原因となる遺伝子を突き止め、その情報を元に新しい医薬品やより効果的で副作用の少ない薬の研究、開発をする手法。ヒトゲノムのDNAの塩基配列が2003(平成15)年に日米英などの国際チームによって解明されたことで、創薬の動きが加速した。病気の原因に直接作用するため、薬の効果が高まることや、患者の遺伝子情報に基づいた個別の創薬も可能になることが期待されている。

2011年10月17日  産経新聞

大腸がん抑制遺伝子の変異を解明

理研・東大、たんぱく質の立体構造分析 大腸がんの原因解明に道

 理化学研究所と東京大学の研究チームは、大腸がんの発症に関わるたんぱく質の立体構造を解明した。たんぱく質に変異があると別のたんぱく質と結合できなくなり、細胞のがん化を抑えられなくなることが分かった。発症の原因解明につながる成果で、米専門紙に掲載された。

 大腸がんを抑制する遺伝子の1つに「APC」というたんぱく質の遺伝子が知られ、大腸がん患者の多くでAPC遺伝子に変異が見つかる。これまで、たんぱく質「Sam68」とAPCが結合したたんぱく質複合体が、細胞のがん化につながる情報伝達を制御していることがわかっていた。

2011年10月17日 日経産業新聞