2011年3月4日金曜日

血液がん向けの新薬

日本新薬、血液がん薬11日発売 「骨髄異形成症候群」患者向け


日本新薬は血液がん向けの治療薬「ビダーザ(一般名アザシチジン)」を11日に発売する。骨髄で血液細胞を正常に作れなくなる「骨髄異形成症候群」の患者向け。注射薬として使う。同症候群は発病の原因が解明されていない難病で、これまで国内では有効な治療薬がなかった。同社は販売のピークと予測 する2015年度に52億円の売上高を見込む。
アザシチジンは米国の製薬会社セルジーン(ニュージャージー州)が生み出した。日本新薬は06年にセルジーン社と契約し、国内で臨床試験(治験) を進めてきた。セルジーンはすでに欧米などで同薬剤を販売している。今回販売するのは100ミリグラムのびん入りで、薬価は4万9993円。卸会社を通し て大学病院などに供給する。

2011年3月3日 日経産業新聞