2011年3月17日木曜日

独創的な抗がん薬、診断法、治療法

京大と大日本住友製薬、がん悪性制御の抗がん薬、治療法等協働研究

京都大学と大日本住友製薬は3月15日、がんの悪性制御に基づく独創的な抗がん薬、診断法および治療法の創出を目指して、「悪性制御研究プロジェクト」(DSKプロジェクト)の協働研究を実施すると発表した。

DSKプロジェクトでは、豊富な基礎医学・臨床医学の知見を有する京都大学と、抗がん薬研究に注力する大日本住友製薬が、人材、資金、知見、マネジメント を融合させ、お互いの知的資産を有効利用しながら協働研究することで、新規創薬標的およびバイオマーカーを同定するとともに、候補物質探索を進め、がんの悪性制御に基づく独創的な抗がん薬、診断法および治療法の創出を目指すとしている。

協働研究の期間は2011年3月から5年間で、DSKプロジェクトの運営や意思決定は、京都大学と大日本住友製薬から選ばれた同数の委員で構成する協働運 営委員会、探索研究推進委員会、創薬研究推進委員会、知的財産委員会により行い、研究活動は、実験病理学者の日合弘京都大学名誉教授の指導の下で、京都大 学中核研究者チーム、若手研究者チーム、企業派遣研究者チーム、大日本住友製薬サテライト研究チームにより実施されるとしている。

2011年3月16日